間違った食べないダイエットからの摂食障害
摂食障害とは
間違ったダイエットは体を壊すだけでなく様々な心と体の病気を引き起こします。
もちろん身体を壊す原因になりますが、行き過ぎたダイエットは身体だけでなく、心の病気も引き起こします。それは摂食障害という恐ろしい病気です。
厚生労働省は摂食障害を難治性疾患と認定しているくらいかなりややこしい病気の一つです。少し前までは心が弱いと思われていましたが、機能性低血糖症が原因であるとも言われています。どういうことかというと体が極度の栄養不足におちいると、血糖値が乱降下しホルモンの分泌異常を引き起こし、その結果、食欲をコントロールできない状態になってしまうということです。
つまり行き過ぎた食事制限ダイエットによって誰もがなりうる病気ということです。
拒食症とは
拒食症は皆さんもよく聞いたことのる、食べれなくなる病気です。
拒食症は圧倒的に10代~20代が多いのですが、もちろん何歳になってもなる可能性は十分あります。
拒食症になると食べるのが怖くて仕方なくなり極端なカロリー制限をかけてしまい、慣れてくるとまだカロリーが多いと思い始め日に日に摂取するカロリーが減っていきます。
またそれでも自分で取ったカロリーが許せなくなり食べたものを口の中に指を入れて無理に吐き出してしまうという行動が始まります。もうこうなってくると食べても吐いてしまわないと気が済まなくなり、何回も繰り返すと手の甲に吐きだこと呼ばれるものができ始めますが、それでも吐きつ続けると、指を入れなくても簡単に吐けるようになってしまいます。こんなことを続けるうちに体が食べ物を受け付けなくなり、体がやせ細り低体重に陥り、ひどくなれば命を落とすことすら出てくるのです。
拒食症の可能性
- 食べることへの罪悪感がある
- 目標体重になってもカロリーの制限がやめられない
- 周りからはやせているといわれても自分はまだまだ痩せなくてはと思っている
これらの症状がすべてではないですが、上記の症状があれば少し気を付け、
必要ならば一度専門医のところに行ってみることをお勧めします。
過食症とは
過食症は聞いたことがあるけどよくわからない人もいるかもしれません。
字の通り過食、たくさん食べてしまう病気です。たくさん食べるってそんなの私もたくさん食べるよ、だから太ってるんじゃないの。と思われがちですがただ単にたくさん食べる病気ではないんです。過食症は自分の意志に反して食べてしまい、やめたくてもやめることができなくなってしまうのです。いくらたくさん食べるひとでもお腹がいっぱいになればもう食べるのをやめよう、とか後にしようとか思いますよね?
でも過食になってしまうと食べることをやめることができなくなってします。
食べるのをやめたいのにやめられない、食べたくないのに食べなくては収まらないなどの症状になります。人によっては自分が食べたのに意識がないなんて人もいます。
ひたすら食べ続け吐くまで食べ続ける人もいます。
過食症だけの人もいますが過食症には厄介な過食嘔吐というもう一つの症状もあります。過食嘔吐は食べて食べて食べまくり、でもまだ食べることがやめられず、または食べたことへの罪悪感から食べたものを吐き出してしまうのです。
拒食のところでもお話しした通り指を入れて無理やり食べたものを吐き出しますが、これも慣れてくれば指を入れなくても簡単に吐くことができるようになってきます。こうなってくると悪循環で食べては吐き出し食べては吐き出しと、一日中永遠と続く場合もあります。
過食症の可能性
- 食べたくなくても、食べずにはいられない
- 自分で食べる量を明らかにコントロールできていない
これらがすべてではないですが上記に当てはまるのであれば少し意識内に入れて
おく専門医の装弾をしましょう。
私の過ごした摂食障害人生
私が摂食障害になったのは15歳の時でした。食べたケーキが止まらない、
いつもなら間食なんかしない私がこの時だけは全く自分の意志でケーキを止めることができなくなっていました。その時横にいた父親がもうやめておいたら?と私に言ったのです「いつも食べないお前が珍しいな」と父が言いました。
私は毎日頑張ってるし今日ぐらいはいいよと自分にいい聞かせました。明日からまたダイエット頑張ればいいよ!
でもいざ次の日になってみても私は食べることを全くコントロールできなくなっていたのです。明日には止まるよね、また次の日も明日には止まるよね、そんな日が繰り返され、気が付けば私の体重は25キロも増えていたのです。
この時高校の制服も合わなくなっていました。
だんだん自分を醜いと思い始めたのです。痩せないと痩せないと、と急ぎ、ダイエットそして過食、ダイエットまた過食そんな時期を繰り返したとき、
拒食の人に出会ってしまったのです。
私は食べることがやめれないと話すと、その人は「吐けばいいよ」
そんな言葉が返ってきたのです。その日から私が拒食症になるのにそんなに時間はかかりませんでした。私は過食嘔吐を繰り返すようになったのです。もちろん、じき食べることができなくなりあっという間に体重は34キロになっていたのです。
そこから私の長い長い摂食障害が始まるのです。
長くなりましたが摂食障害について書かせていただきました。
次は摂食障害克服を書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。